2021年01月18日

ホクロにご用心!(My Living Doll) 放送リスト

東京12チャンネル(現在のテレビ東京)が開局してまだ日も浅い頃、ここで放送される海外ドラマはおおむね他局で本邦公開済みの作品をそのまま、あるいは改題し、あるいは新しく吹き替えて放送するものが多かった。が、そのうち東京12チャンネルで本邦初公開となる海外ドラマも少しずつ増えてくるようになる。

「ホクロにご用心(a.k.a. ホクロにご用心!)」はその東京12チャンネルで1968年4月1日から9月25日のあいだ全26話が放送された海外SFシチュエーションコメディードラマだ。放送時刻は当初は毎週月曜の23:15~45という深夜枠(ニューフジヤホテル提供)だったが、人気があったのか第8話からは水曜の22:30~23:00に移動した。タイトルは朝日新聞のラテ欄および新番組の広告によると第1話から第4話までは「ホクロにご用心」という表記だったが、第5話以降では末尾に感嘆符が付いて「ホクロにご用心!」と表記されている。

オリジナルは米国CBSで1964年9月27日から1965年3月17日にかけて放送された「My Living Doll」で、作られたばかりで感情も常識も経験不足な女性型アンドロイド“ローダ”(演:ジュリー・ニューマー、吹き替え:真山知子)と、ローダを作ったミラー博士から押し付けられてローダの世話をすることになったボブ・マクドナルド博士(演:ボブ・カミングス、吹き替え:広川太一郎)が繰り広げる「奥様は魔女」「かわいい魔女ジニー」のような秘密厳守コメディだが、主演のボブ・カミングスが契約トラブルのため米国版第21話で降板したため、2クールで終了してしまった。2クールに足りない残り5話分はどうやって乗り切ったのかというと、以前から登場しておりローダに片思いしているという設定のボブの同僚ピーター(演:ジャック・マラニー/マライ、吹き替え:愛川欽也)がローダの正体を知らされてボブの後釜に納まってしまうのである。短命に終わった本作品だが、今日では「宇宙家族ロビンソン」のロボット・フライデーの口癖として知られる「計算サレマセン(Does not compute)」をフライデーに先んじて世に送り出した作品としてSFテレビドラマ史に名を残している。

日本初放送時のサブタイトルと放映順は次の通り。第5話のサブタイトルは朝日新聞と毎日新聞には載っていなかった。他紙で確認できれば後日追記する。米国オリジナルサブタイトルと突合したところ、どうも第8話から第21話にかけて放映順の入れ替わりが何度かあるようだ。
Wikipediaによると1994年の地震で35mmオリジナルネガが失われ、2012年に発売されたDVDではマニアが11本だけ所蔵していた16mmプリントが使われたらしい。もし日本放映版のプリントが現存しているならば、何はさておき米国のマニアに知らせてあげてほしいものである。

1 4/1 美人ロボット誕生
2 4/8 身だしなみは下着から
3 4/15 読ませた本がアダとなり
4 4/22 こわれちまっただあー
5 4/29 (サブタイトル不明)
6 5/6 結婚なんてとんでもない
7 5/13 僕は相手が欲しいんだ
8 5/22 笑ってくれなきゃイヤイヤイヤ
9 5/29 審査員は手が早い
10 6/5 サイコロの目を読む方法
11 6/12 女房一人に山羊二十匹
12 6/19 うそつきは泥棒の始まり
13 6/26 転り込んだ1千万ドル
14 7/3 ひがみっぽいのはお年のせい
15 7/10 何が何んでも飛び降りる!
16 7/17 ギャングと玉突き
17 7/24 天才画家あらわる?
18 7/31 盗みのクセが悩みのタネ
19 8/7 宇宙飛行も楽じゃない
20 8/14 判事さんはイカしてる
21 8/21 暖めて狂わせろ
22 8/28 三度の食事は六人前
23 9/4 鐘にうらみはないけれど
24 9/11 モデルになれば夢はパリ
25 9/18 死体は生きている
26 9/25 芸能界はきびしい


posted by 猫山れーめ at 01:41
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